チョコレートドーナツ
授業で少し扱われてた映画を視聴。
ゲイカップルが劣悪な環境に置かれていたダウン症の子供を親として育てようとする話。
ドラァグクイーンって存在はまきむぅさん関連で知ってたけどなかなかかっこいいじゃんって思った。
んでルディの歌が上手いんだよなー!!!
ラストシーンは鳥肌。歌詞も相まって本当にマルコを愛してたんだなって……。
ポールの冷静ながらもたぎる怒りも良かった。「ハッピーエンド」をせがむ子だったんですよ、と手紙を送ったのはせめてもの報いだったのかな。
ほんとポールの上司なんなんだ?あいつさえいなければ…………とは思うけど、あいつが言わなかったら言わなかったでただの誘拐になってしまっていたので複雑。
時代は1980年代初頭。
性的少数者への理解も認知もまだまだな頃。
裁判という公平で正義の場所で、本当にあの問答が行われていたと思うと恐ろしい。恐ろしいと思えていることが進歩。
個人的には、2人がどんな関係でも興味が無いと言い切ったマルコの先生がかっこよかった。
それほどまでにルディとポールが自然だったし親としてよく出来てたってことなのかなって。
マルコは自分の家を求めて歩いていくんだよね。それは彼のできる範囲での意思表明だったんだ。
橋の下で一人息絶えたマルコが、最後に思い浮かべたのはきっと母親ではなくルディとポールのいるあの家だし、ふたりに見守られながらチョコレートドーナツを食べたかったはず。
本当の正義とはなんだろう。
世界を変える力ってなに?
歌?法律?チョコレートドーナツ?
静かな怒り。
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