911 不安の山でぺっちゃんこ
世界が転換した日から20年。
転換を戻そうとたくさんの犠牲を払って尽力したのに、何も変わらなかった。
「何のために息子は死んだの?」
テロとの戦いに参加し、戦死した息子を持つ母親が泣いている。
不安定な世界。
先の見えない不安に誰もが押しつぶされそうな時代。
生きていくしかない私たち。
正直に言うとさ、
「今この瞬間、誰も苦しみも痛みも感じないままに世界なんてなくなっちゃえば」
って、思うときが度々ある。
おかしいかな。
でも、この意識肉体精神さえなくなってしまえば、もう誰の悲しみも生産されない。
神様なんて都合のいい存在が本当にいるとは思えないけれど、もし、いるなら。
都合よく、この意識を奪って。
今日は食器を買いに出かけたよ。
2人分の食器。
不揃いな食器。
スプーンも1本買い足して。
幸せの味を口に運ぶ、銀の匙。
しあさってには
空白を示す白磁器の群れ。
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