814 九人

私が所属していた演劇部は、地方大会で賞を取ることがやっとのことな、いわゆる弱小部ってやつ。


十数人の規模で、八畳ほどの狭い部室で、演劇を作ってた。


同学年は女子7人に男子2人の合わせて9人

裏方と演者に分かれて動くことも多かったけど、部活終わりにはお菓子を食べながらみんなでおしゃべりして楽しかったっけ。


その中でも私は脚本担当


紙の上だけの二次元世界 君となら
命吹き込めるの
(スタァライト九九組「99 ILLUSION!」)


脚本とは演劇の骨。核。心臓。

責任重大な役職で身に余る仕事だけど、自分の描いた話が演劇になっていく過程を見るのは本当に刺激的だった。

紙の上の二次元世界を現実に引き入れるなんて、演劇にしかできないよね。


(こういう、自分が舞台少女だったころと重なる部分があるから余計にスタァライトに惹かれてしまうんだな~と思ったり。)



前置きはこの辺で。

さて、本日は私の舞台仲間たちに会いました。


コロナもあるということで、カラオケボックスにいるのに一人もマイクに触れないという笑。

近況を話し合ったり、トランプしたり、among asしたり。


みんな少しずつ変わってる。

髪を染めたピアスを開けたとか外見の面でも、考え方の面でも。


そう。

「変わらない」なんて無理なんだ。

どれだけ願っても、あの部活終わりのおしゃべりの時間は戻ってこない。

だから、

「変わらない」ために、私たちは「変わっていく」んだ。


きっとそう。

別れ際にそんなことを思った。


次は冬に!

またね。


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